『0.5ミリ』映画考察|心の距離・老い・孤独を描く3時間の傑作を徹底解説

介護、孤独、家族、老い、ジェンダー——これらのテーマを3時間超の濃密なドラマに昇華した、安藤桃子監督の映画『0.5ミリ』。原作と脚本も手がけた安藤桃子の視点は、介護を「制度」ではなく、もっと個人的で生々しく、時にユーモラスな“人間関係の距離...

映画『インサイド』考察|孤独・創造・生存本能――閉鎖空間が暴く“人間の本質”とは?

映画「インサイド(INSIDE)」は、豪華絢爛なペントハウスに閉じ込められた一人の盗賊の姿を通して、「生きる意味」「創造とは何か」「孤独と人間性」という普遍的なテーマを描く異色のサスペンス映画です。極限状態に追い込まれながらも創造と狂気のあ...

『ファーストキス』映画考察|変えられない運命と、夫婦が“もう一度キスする”までの15年

夫婦もの×タイムトラベル──と聞くと、なんとなくオチの想像がつきそうですが、『ファーストキス 1ST KISS』は一筋縄ではいかない作品でした。結婚15年目、すっかり冷え切った夫婦の“その先”に、坂元裕二の脚本と塚原あゆ子の演出が、甘さと苦...

『プラットフォーム』映画考察|パンナコッタと少女が映す“穴”の正体と格差社会の行方

※本記事は映画『プラットフォーム』(2019)の結末までネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。極限状態のサバイバルと、むき出しの「格差社会」をこれ以上ないほど直接的に見せつけてくるスペイン映画『プラットフォーム』。縦方向に延びる“...

映画『怪物』考察(ネタバレ)|“怪物だーれだ?”の答えは、見る側の数だけある

※この記事は映画『怪物』の重大なネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。映画『怪物』の基本情報(まずは前提)『怪物』は、監督:是枝裕和 × 脚本:坂元裕二 × 音楽:坂本龍一のタッグで描かれる、視点が入れ替わる構造のヒューマンドラマ...