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映画『歩いても 歩いても』考察|黄色い蝶と母の残酷さ、ラストの意味

家族が久しぶりに集まり、食卓を囲む。母親は料理を作り、父親は相変わらず不機嫌で、孫たちは家の中を走り回る。是枝裕和監督の映画『歩いても 歩いても』で描かれるのは、どこにでもありそうな家族の一日です。しかし、何気ない会話を聞いているうちに、こ...
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映画『生きてるだけで、愛。』考察|寧子と津奈木は別れた?病気・青いスカート・ラストの意味

朝起きる。仕事に行く。人と話す。家事をする。誰かにとっては当たり前のことが、別の誰かにとっては、生きる力をすべて使い果たすほど難しい。映画『生きてるだけで、愛。』は、そんな女性と、彼女の隣にいる男性を描いた作品です。趣里が演じる寧子は、眠り...
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映画『あのこは貴族』考察|華子はなぜ離婚した?幸一郎の本心・美紀との関係・ラストの意味

裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育った女性がいます。地方から上京し、生活費や学費のために働き続けてきた女性もいます。二人は同じ東京に住み、同じ男性と関わります。しかし、見ている景色はまったく違います。映画『あのこは貴族』は、そんな二人が一人...
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映画『マイスモールランド』考察|サーリャはなぜ在留資格を失った?父の決断・聡太・ラストの意味

学校に通う。アルバイトをする。友だちに会う。将来の夢について話す。多くの人にとって当たり前のこうした日常が、ある日突然、許されなくなったらどうなるのでしょうか。映画『マイスモールランド』の主人公・サーリャは、幼いころから日本で育った17歳の...
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映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』考察|大はなぜ母から離れた?母の電話・CODA・ラストの意味

耳の聞こえない母親が、遠く離れて暮らす息子に電話をかける。自分には相手の声が聞こえないことを知っている。それでも、もしかしたら電話なら息子の声が届くかもしれないと願う。映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』には、そんな切なく、不器用な場面が登...
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映画『ナミビアの砂漠』ネタバレ考察|カナはなぜ怒る?ラストの中国語・隣人・タイトルの意味

映画『ナミビアの砂漠』は、21歳のカナが恋人とぶつかり、仕事を失い、自分でも持て余す感情に振り回される姿を描いた作品です。ただ、「問題のある女性が成長する物語」と捉えてしまうと、この映画の大切な部分を見落としてしまいます。なぜカナはあれほど...
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映画『TOKYOタクシー』ネタバレ考察|小切手はなぜ1億円?すみれが浩二を選んだ理由・ラストと『パリタクシー』との違い

もし、タクシーでたった一日を過ごした相手から、突然1億円を託されたら。それを運のいい出来事として喜べるでしょうか。それとも、もっと違うことをしてあげられたのではないかと悔やむでしょうか。映画『TOKYOタクシー』は、85歳の高野すみれと、生...
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映画『三度目の殺人』ネタバレ考察|三隅は本当に殺した?「三度目」・器・十字架・ラストの意味

三隅は、本当に人を殺したのでしょうか。被害者の娘・咲江は、事件に関わっていたのでしょうか。そして、タイトルが示す「三度目の殺人」とは、いったい何を意味しているのでしょうか。是枝裕和監督の映画『三度目の殺人』は、弁護士が事件の真相に迫る法廷サ...
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映画『愛に乱暴』ネタバレ考察|桃子は本当に壊れていた?ぴーちゃん・床下・放火犯・ラストの意味

丁寧に料理を作る。夫の帰りを待つ。義母のゴミを代わりに出す。手作り石鹸の教室で、人に喜んでもらえる仕事をする。映画『愛に乱暴』の主人公・初瀬桃子は、周囲から見れば、ごく普通の暮らしを営んでいる女性です。しかし、その生活をよく見ると、あるもの...
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映画『マイ・ブロークン・マリコ』考察|マリコはなぜ死んだ?最後の手紙・遺骨・海・タイトルの意味

亡くなった親友の遺骨を、その父親から奪って旅に出る。映画『マイ・ブロークン・マリコ』を物語の筋だけで説明すると、かなり衝動的で、乱暴な話に聞こえるかもしれません。しかし主人公のシイノが本当に取り戻そうとしていたのは、骨壺そのものではありませ...
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映画『波紋』(2023)ネタバレ考察|ラストのフラメンコ、夫の死、宗教と水の意味

怒ってはいけない。家族なのだから、許さなければならない。困っている人には、手を差し伸べるべきだ。そんな「正しさ」を信じ続けた女性の心に、ある日、押さえきれない波紋が広がっていきます。映画『波紋』は、荻上直子監督が描いた、家族、介護、宗教、障...
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映画『LOVE LIFE』(2022)考察|妙子はなぜパクを追った?敬太の死・オセロ・ラストの意味

愛する息子を失った女性がいます。彼女には、現在の夫がいます。しかし、息子の死をきっかけに現れたのは、かつて自分と子どもを残して姿を消した元夫でした。普通に考えれば、選ぶべき相手は明白かもしれません。そばにいてくれる夫と、突然いなくなった元夫...
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映画『星の子』ネタバレ考察|ラストで3人はなぜ同じ流れ星を見られない?宗教の水・姉・タイトルの意味

同じ夜空を見上げているのに、父も母も娘も、同じ流れ星を見ることができない。映画『星の子』のラストは、ひとつの家族が抱えてきた問題を、そのまま夜空に映し出したような場面です。両親は娘を深く愛しています。しかし、その愛情がきっかけとなって始まっ...
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映画『兄を持ち運べるサイズに』ネタバレ考察|兄の死因・家族写真・ラスト・タイトルの意味を解説

亡くなった兄を、できるだけ早く火葬してしまいたい。そう考える妹は冷たい人間なのでしょうか。映画『兄を持ち運べるサイズに』で描かれる兄は、借金を繰り返し、家族に嘘をつき、周囲を困らせ続けてきた人物です。妹の理子は、そんな兄が突然亡くなったと知...
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映画『よこがお』ネタバレ考察|市子はなぜ復讐した?基子の裏切り・ラスト・タイトルの意味

もし、親族が犯罪を起こしたら。その人が自分の仕事相手を傷つけていたら。さらに、自分が事件のきっかけをつくったように見えてしまったら。何もしていなくても、私たちは「無関係です」と言い切れるのでしょうか。深田晃司監督の映画『よこがお』は、訪問看...
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映画『人魚の眠る家』考察|瑞穂は生きていた?母・薫子の選択とラスト・タイトルの意味

もし、目の前にいる子どもの心臓が動いていて、身体に温もりもあるのに、「もう意識は戻らない」と告げられたら。その子を「亡くなった」と受け入れられるでしょうか。それとも、どれほど周囲から反対されても、生きていると信じ続けるでしょうか。映画『人魚...
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映画『ヴィレッジ』(2023・横浜流星)考察|優はなぜ村長を殺した?能「邯鄲」とラストの涙を解説

人は、生まれ育った場所から本当に自由になれるのでしょうか。親が起こした事件。家族の借金。周囲から向けられる偏見。そして、共同体のためなら誰かが犠牲になっても仕方がないという考え方。藤井道人監督の映画『ヴィレッジ』は、閉鎖的な村で暮らす青年・...
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映画『四月の余白』考察|海斗は更生した?西の過去と父親の関係、ラスト・タイトルの意味を解説

「他人が痛くても、自分は痛くない」もし、そんな言葉を平然と口にする少年がいたら、私たちはどう接すればいいのでしょうか。丁寧に話せば、いつか理解してくれるのでしょうか。厳しく叱れば変わるのでしょうか。それとも、これ以上誰かを傷つけないよう、社...
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映画『淵に立つ』ネタバレ考察|八坂は蛍に何をした?ラストの生死とタイトルの意味を解説

ある日、平凡な家族のもとへ、刑務所から出てきた男が現れる。男は礼儀正しく、娘にオルガンを教え、妻とも少しずつ距離を縮めていく。しかし、その穏やかな時間は長く続かない。娘は血を流して倒れ、男は姿を消す。そして8年後、家族の前に現れた青年が、再...
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映画『許された子どもたち』考察|絆星は本当に許された?実話・母の愛・ラストの意味

同級生をいじめ、殺してしまった少年がいる。しかし少年は裁かれなかった。母親は息子の無実を訴え、家庭裁判所は不処分を決定する。法律のうえでは事件に区切りがついたように見える。それでも、亡くなった少年は帰ってこない。遺族の悲しみも消えない。そし...