映画好き向けに「インター セクション 映画 考察」で検索してきた人が知りたいのは、だいたいこの3つです。
- そもそもどんな映画?(あらすじ・登場人物)
- ラストはどうなる?(ネタバレ結末)
- “交差(Intersections)”って何が交差してたの?(構造の考察)
この記事では、その順番でまとめます。
※途中からネタバレありで書きます。
- 映画『インターセクション』とは:作品情報(製作年・監督・リュック・ベッソン製作の概要)
- ネタバレなしあらすじ:砂漠の事故で“6人の思惑”が交差する導入
- 登場人物・キャスト相関図:誰が何を隠しているのか(全員信用できない理由)
- ネタバレあらすじ(起承転結):事故→協力→疑心暗鬼→争奪戦へ
- 結末・ラストを整理:生き残りと「どんでん返し」の全回収
- 考察① タイトル「INTERSECTIONS(交差)」の意味:3つの事件が絡み合う設計
- 考察② 砂漠=閉鎖空間が暴く人間の本性(嘘・支配・取引の連鎖)
- 考察③ ダイヤと赤ん坊のモチーフ:欲望と“守る理由”の対比
- 考察④ 夫婦サスペンスとして読む:愛の不在/モラハラ/保険金ゲーム
- 感想・評価:刺さる人/合わない人(テンポ・胸糞度・レビュー傾向)
- 配信で観るには?:VOD/レンタル/放送の探し方(※時期で変動)
映画『インターセクション』とは:作品情報(製作年・監督・リュック・ベッソン製作の概要)
『インターセクション』(原題:Intersections)は、砂漠のど真ん中に取り残された男女が、互いの嘘と欲望で崩れていくサバイバル・サスペンス。リュック・ベッソン製作で、監督・脚本はデヴィッド・マルコーニ。モロッコを舞台に、事故から始まる“生存ゲーム”が二転三転します。
※海外では別タイトル(Collision)で扱われることもあります。
ネタバレなしあらすじ:砂漠の事故で“6人の思惑”が交差する導入
新婚旅行でモロッコに来ていた夫スコットと妻テイラー。ところがテイラーは、愛人トラヴィスと共謀し、砂漠で夫を消す計画を進めていました。
しかし計画が動き出した矢先、カーチェイスの果てに多重事故が発生。携帯も通じず、町までは遠い。さらにその場に居合わせたのは、護送中の凶悪犯、赤ん坊を抱えた女性、事故を見ていた謎の男……。
「助け合わないと死ぬ」のに、「助け合うと正体がバレる」。この矛盾が、本作の面白さの芯です。
登場人物・キャスト相関図:誰が何を隠しているのか(全員信用できない理由)
ざっくり相関を押さえると、映画が一気に見やすくなります。
- スコット:金も情報も握る夫。表向きは被害者だが、実は“管理”の匂いが濃い。
- テイラー:妻。夫への嫌悪と欲望が混ざり、最も危険なスイッチを押していく。
- トラヴィス:愛人。殺害計画の実行役に見えるが、ここに最初の“ねじれ”がある。
- サレイ:事故現場に現れる修理工。生存スキルが高く、視点役になりやすい人物。
- 護送中の凶悪犯(ベナム/オマール表記も):銃とダイヤが絡み、場の支配者になる。
- 赤ん坊を抱えた女性(オードリー):一見ただの弱者だが、赤ん坊が“ただの赤ん坊”ではない。
この映画、基本的に誰もが「自分の目的」を隠しているので、善人・悪人の色分けで見ると外します。
ネタバレあらすじ(起承転結):事故→協力→疑心暗鬼→争奪戦へ
※ここから先はネタバレを含みます。
起:事故が“全員の計画”を壊す
砂漠で多重事故。護送中の凶悪犯が解放状態になり、銃とダイヤが動き始めます。さらに、夫婦と愛人の関係も露わになり、互いの腹の探り合いがスタート。
承:脱出のための協力が、支配と取引に変わる
助けを呼ぶか、車を直すか。判断ひとつで命が変わる状況で、凶悪犯は武力で主導権を奪い、他のメンバーは“従うしかない”状態に。
転:最大のねじれ=「誰が誰を殺す予定だったのか」
トラヴィスは単なる愛人ではなく、テイラーの計画が別角度から崩れます(このあたりが本作の一番おいしい交差点)。
結:ダイヤが発覚し、目的が“生存”から“奪い合い”へ
ダイヤの存在が表に出た瞬間、全員の優先順位が変わり、銃声で関係が整理されていきます。生き残った者たちは、砂漠を抜けてもなお、別の追跡と裏切りに巻き込まれます。
結末・ラストを整理:生き残りと「どんでん返し」の全回収
ラストは大きく2本立てで回収されます。
- 赤ん坊の真相
赤ん坊を抱えた女性は、ある人物の命令で赤ん坊を奪っており、サレイが砂漠に現れた理由も“修理工の偶然”だけではありません。ここで、サレイという人物が「第三の物語」を背負っていたことが見えてきます。 - 夫婦の決着
スコットはテイラーを追い詰めますが、テイラーは最後まで拒絶。スコットは人混みに紛れて逃走し、胸の悪さが残る形で終わります。
この映画の後味が独特なのは、正義が勝つというより、「生き残りの倫理」がそのまま置き去りにされるからです。
考察① タイトル「INTERSECTIONS(交差)」の意味:3つの事件が絡み合う設計
“交差”しているのは道路だけじゃありません。
- テイラーの夫殺害計画
- 護送中の凶悪犯とダイヤ
- サレイと赤ん坊にまつわる奪還の物語
この3本が、砂漠の事故という一点で交差し、どれか一つの嘘がバレると、別の嘘も芋づる式に崩れていく。
だから本作は「誰が犯人か」より、「嘘の連鎖がどう崩れるか」を見る映画になっています。
考察② 砂漠=閉鎖空間が暴く人間の本性(嘘・支配・取引の連鎖)
砂漠の怖さは、敵が“人間”になること。水も電波もない極限で、
- 助け合いは交渉
- 優しさは保険
- 嘘は武器
に変質します。
つまりサバイバルなのに、恐怖の中心は自然ではなく、関係性の崩壊。ここが、同系統の閉鎖環境スリラー好きに刺さりやすいポイントです。
考察③ ダイヤと赤ん坊のモチーフ:欲望と“守る理由”の対比
本作の面白い設計は、価値の象徴が2種類あること。
- ダイヤ=換金できる価値(欲望を増幅する)
- 赤ん坊=換金できない価値(罪悪感や覚悟を生む)
ダイヤが出た瞬間に人が豹変し、赤ん坊が出た瞬間に“ためらい”が生まれる。
この対比があるから、単なる奪い合いではなく、「守る理由」が交差していきます。
考察④ 夫婦サスペンスとして読む:愛の不在/モラハラ/保険金ゲーム
「インターセクション」を夫婦サスペンスとして見ると、かなり冷酷です。
- スコットは愛していると言いながら、相手を“所有”したい側の人間
- テイラーは愛が冷めたというより、相手を道具として扱うことを選ぶ
愛の崩壊ではなく、最初から“取引”だったように見えてしまう。だから最後の決着も、ロマンスの破綻ではなく、契約破りの制裁みたいな温度になるんですよね。
感想・評価:刺さる人/合わない人(テンポ・胸糞度・レビュー傾向)
刺さる人はたぶん、こういうタイプです。
- 裏切りと情報戦が好き(誰の目的がどこで反転するかを見るのが楽しい)
- 閉鎖空間スリラーが好き(“人間が怖い”系)
合わない人は、
- 登場人物に共感してスッキリしたい
- 勧善懲悪の決着が欲しい
だと、ラストの後味がキツいかも。レビューでも「登場人物がクセ者揃い」「納得感が割れる」系の反応が見られます。
配信で観るには?:VOD/レンタル/放送の探し方(※時期で変動)
配信状況は頻繁に変わるので、最新状況は一覧サイトで確認するのが確実です。
- Filmarksの「動画配信」欄(配信サービスの有無を確認)
- JustWatch(サービス横断で検索できる)
- 放送系ならWOWOWなどの作品ページも参考に

